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達成したい6つのこと

1 大規模醸造所作り

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3 ​地域小売店への販売

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5地元スポーツチーム との連携

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2 賛同飲食店への卸し

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4ビールトラックによるイベント

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6地元飲食店による食の一大イベント開催

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地域課題や事業立ち上げ

東京都の最南端(島しょ部を除く)に位置する町田市は人口約43万人の都市であり、都内では東京23区、八王子市に次いで3番目に人口が多く、都心部の代表的な「ベッドタウン」として知られてきました。

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町田市位置図

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市内空撮

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町田市北部の丘陵地帯

新宿や渋谷などの都心部や、横浜からも約30分でアクセスが可能な上、JR・小田急町田駅周辺には百貨店やファッションビルが立ち並ぶなど、生活利便性が高く、2019年には南町田グランベリーパークが官民連携により大規模再開発されています。


 一方、多摩丘陵に連なる北部丘陵には、農地と雑木林から構成される里山が広がり豊かな自然が残るなど、「都市」と「自然」のバランスがとれた郊外都市です。

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「二・六の市」の様子

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町田駅近くの仲見世商店街

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町田駅前の様子

また、町田市では、1586年から、月に3回の三斎市「二の市」(毎月2のつく日に立つ市)が開かれ、江戸時代後期には「六の市」が加わって、「二・六の市」となり、明治時代に商人が八王子から横浜に向かう「絹の道」の中間地点として、様々な商品が販売される商業地として賑わい発展してきました。今日では、小田急小田原線とJR横浜線が交差する交通結節性の高さや、宅地開発による人口増加を背景に、町田駅周辺の個性的で魅力的な小売店や、市内各地域の商店街が発展し、近隣都市からの買い物や飲食等のために人が訪れ、商圏人口200万人の「商都町田」と言われるほど、町田市の産業は商業が牽引しながら発展してきました。


 こうした歴史的な背景をもとに、町田市では個性的で魅力的な小規模の事業者が多く、小規模事業所の特徴である機動力を活かし、業種や分野を超えた事業者間の交流や連携によって様々な活動が生まれています。
 統計資料をみても、市内事業所数11,694事業所のうち、「卸売業・小売業」は2,728事業所(全体の23.3%)、「宿泊業、飲食サービス業」は1,231事業所(全体の10.5%)を占めています(出典:経済センサス)。
 また、町田駅周辺には、商業の集積とともに様々なジャンルの飲食店が集まっており、平日でも多くの方が訪れるなど、中心市街地の賑わいにつながっています。


 こうした中、近年、インターネット通販の浸透をはじめ、近隣都市における大型商業施設の新設や交通網の拡大による顧客の市外流出、さらには、経営者の高齢化や後継者不足等の影響により、市内商業者や飲食店を取り巻く状況は大きく変化しています。


 また、全国規模で展開する企業(ナショナルチェーン)の台頭による競争激化で、地元に根差した飲食店や小売店の経営は厳しい状況となっています。特に、2020年度以降、長期化したコロナ禍の影響により、市内飲食店は大きな打撃を受け、廃業に追い込まれるケースもあったほか(市内飲食事業所数 2016年1,378事業所➔2021年1,084事業所 約21.3%減)、現在もなお、厳しい経営状況が続いています。さらに、縮小する顧客の奪い合いや、呼び込み競争が、地域の飲食店関係者の間で問題視されている状況です。


 町田市の人口が2024年をピークに減少局面に移行することが見込まれる中、将来にわたり、中心市街地の賑わいをベースとした「商都町田」が維持・発展し、町田市が活気に溢れ、企業からも、働く人からも、「選ばれるまち」であり続けるためには、商業を中心とした市内産業は、経済活性化という枠にとどまらず、まちづくりを牽引する先導役として発展し続けることが必要となっています。

立ち上げまでの検討経緯

市内事業者においても上記の課題認識を抱く状況の中、町田市の潜在的な資源について、一部の事業者が地域の集まりや情報交換の中で自然に意見を出し合うようになりました。

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地域の飲食店経営者

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意見交換の様子

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大麦生産農家

こうした意見交換を重ねる過程で、「町田市の一部農家が栽培しているホップや大麦を利用して地域の目玉になる商品を創れないか」という本事業のアイデアが誕生しました(※)。


 その後、事業の具体化の検討が進み、2023年6月に、地元を愛する飲食店を中心とした地域土着の企業10社が、市内農業者との農商連携により、地域の人材・資源・資金を活用し、町田産のホップや大麦を一部使用したクラフトビールの醸造、販売卸及び醸造設備を併設したビアレストランによる、新たなプロジェクト「武相ブリュワリー」を立ち上げました。


(※)この事業は、市制60周年に、市が実施した「まちだ〇ごと大作戦18-20+1」の作戦会議で、人と人のつながりによるアイデアから生まれました。食と農の連携によるアイデアが、人と人とをつなぎ、町田産の新商品を生み出すとともに、訪れる人に特別な時間や体験を提供し、町田ブランドを発信する、夢の実現に向けた事業です。

事業の実施目的、課題解決策

町田市では、「町田市産業振興計画19-28」に基づき、「ビジネスに、働く人に、心地よいまち」を目指す将来像に掲げ、事業者が将来に向けて積極的に新しい一歩を踏み出す“チャレンジ”を促進・支援しています。


 具体的には、新たな事業を“立ち上げるチャレンジ”や、中小企業者が事業を“拡げるチャレンジ”を支援しており、異業種・異分野との連携による新たな価値の創出や、町田の特色や強みを活かした商品・サービスの開発、ブランド化を促進・支援しています。
 本事業により、地域資源(事業実施主体の飲食店が持つノウハウ、町田産ホップや大麦、市内大学、金融機関等)や人材(市内飲食店同士の繋がり、市内農業者)等を活用し、町田産クラフトビールによる新たなチャレンジに取り組む事業者を支援することで、新商品開発や販路拡大等による産業振興をはじめ、雇用の創出や、中心市街地の賑わい、さらにはシティプロモーションなど、地域経済の活性化や、シビックプライドの醸成につなげます。 

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事業実施主体のバックグラウンド

 事業実施主体は本事業を実施するため、市内飲食店関係者の出資により
2023年6月に設立された法人です。これまで役員それぞれは地域に根差した飲食事業を通じ、中心市街地の賑わいをはじめ、町田の魅力や食文化の向上に貢献してきました。地域課題が共通課題となる中、各役員はそれぞれの飲食事業を継続しながら、さらに地域に貢献したいという熱い想いのもと、飲食店事業者間の繋がりや飲食店経営のノウハウを活かし、本事業にチャレンジすることに至りました。

事業実施主体の武相ブリュワリー役員

※タウンニュース2024年3月7日版から引用

代表取締役:飯間圭吾( ㈱WITH)※飲食店経営
取締役副代表:川島敏徳(川田屋株式会社)※酒類卸売業
取締役副代表:浅沼芳征(㈲蔵家)※酒類卸売業
取締役:保志真人(㈱キープ・ウィルダイニング)※飲食店経営
取締役:松井大輔(㈲山路フード)※飲食店経営
取締役:三井康弘(㈱三井製作所)※飲食店経営
取締役:松崎敦(㈱GOODTIME)※飲食店経営
取締役:小嶋健太(㈱夜明け前)※飲食店経営
取締役:岩室能力(DEN株式会社)※飲食店経営
取締役:小林祐士(税理士法人フォース)※税理士、公認会計士
監査役:田中謙次(k-フロンティア)※業務用調理器具等卸売業

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